ギャッベについて

イラン・カシュガイ族の織る
ウール100%の手織り絨毯

ギャッベはペルシャ語で「粗い」を意味し、イラン西部のザグロス山脈から南部ファース州の高原にかけての遊牧民により織られています。

その名の通り、毛足が短く細い糸で織られたペルシャ絨毯に比べると粗く見えます。その代わりに軽く、移動しながら生活する遊牧民にとってはとても使い勝手が良いものです。自然環境、特に寒暖の差が激しい環境の遊牧生活にとっての必需品です。

近年では、ヨーロッパ・日本などで注目され敷物や壁掛けなどのインテリアとして人気が出てきています。

すべて天然素材

色味はやさしい草木染め

青はケレンデという植物、赤はアカネ、黄はザクロの皮や雑草、茶はクルミの殻や木の皮、緑は灌木の葉や枝など。これらの織り込みの加減で様々な色を点描のように表現します。天然素材で手織りなので色の深みや揺らぎがあり、人にも安心な織物です。

足の裏に感じる

手織りならではの味わい

手織りで織り子さんが ゆっくりじっくり 歳月をかけて織られています。ペルシャ絨毯などは現地でも図案をもとに精緻に織られますが ギャッベは織り子が思うままに織ります。そのため絵柄の歪みもよく見られます。 それが 長く使うとむしろ愛らしく思えてくるのです。厚みもあって踏み心地が本当に素敵です。

ふしぎ。

冬は暖かくて、夏は涼しい

朝夕の寒暖差が30度という現地の過酷な環境で古くより使われています。そのことからわかるように、冬も夏も快適な素材です。通気性が優れているのさらっとしていますが、熱をためこむので冬はあたたかな肌触りです。日本の夏も涼しく、冬も暖かくご利用いただけます。

長く使えます。

100年長持ちするという耐久性

作るのに膨大な時間と手間ひま(畳一畳で20日以上かけると言われる)をかけているのでとても頑丈に出来ています。更には、現地では通常土足で使われているもので、何世代に渡っても日常で使うものなのです。日本の場合、土足で使う例はまれなので、とても長持ちするはずです。

羊毛の特性上、踏めば踏むほどつやが増し、踏み固められてしっかりした踏み心地になっていきます。

また羊毛は、汚れをはじきやすいため、普段のお手入れも掃除機をかけることや、硬く絞った雑巾で水拭きもできます。

模様にはすべて意味があります

模様にはすべて意味があります。結婚や出産などの人生の節目に遊牧民の女性が織るのがギャッべです。

例えば鹿、子どもに寄り添って子育てをすることから家庭円満を表します。例えば木、樹齢の長生きをもとにして描かれたもので、長寿や健康の願いを表します。例えばメダリオン、太陽をモチーフにしていて、厄よけや病気から身を守ってくれるお守りのような絵です。例えば窓、幸せを呼び込む物として表現されます。


世界にひとつだけ

遊牧民の女性が時間をかけて、のびのびとそれぞれの個性で織られています。模様の決定はその女性たちに任されています。その日の気分、母親の指示、糸の加減と言う日常レベルで模様が決まっているのが実情で、とてもおおらかな作品なのです。そのため、織る人の表現を楽しむ気持ちで探すのがとても面白いのです。


一品ものだから

現地イランにこだわって選んでいます

定期的にイランへ直接買い付けに行きます。実際に織っている所や絨毯製造にも定期的に訪れ、関わっている人々、イラン人の日常生活で絨毯がどのように使われているのかを目と肌で感じて確かめています。


品揃えにも自信があります

定期的にイランへ直接買い付けに行きます。実際に織っている所や絨毯製造にも定期的に訪れ、関わっている人々、イラン人の日常生活で絨毯がどのように使われているのかを目と肌で感じて確かめています。


壁にも、椅子にも、車にも

部屋の雰囲気にあった一枚を選んで、季節で変えてみるとおしゃれの幅が広がります。また椅子用に家族ひとりひとりの好みで選んでみるのも面白いですし、車のシートに使っても素敵です。


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